2018年にGin glidersから発売されたクラスCグライダー「BONANZA(ボナンザ)2」。
その後、同じクラスCにCAMINOがリリースされましたが、この2つは完全にコンセプトが違うので、まだまだ現行です。
発売当初、扇澤氏が来校された際に私も試乗させていただきました。
その時の様子は【扇澤氏来校で話題のBonanza2試乗させていただきました! 2018.10.23】でどうぞ。
フライトシーンも動画でまとめてあります。(BONANZA2)だけじゃないのでややこしいですが(笑)。
XCフライトやレースなどでのパフォーマンス重視な感があるこのグライダーは、ハイスピードでのフライト特性がすごく良い感じなのですが、少し注意点があります。
要点を先に言うと、
Cライザーコントロールの方法を間違えると翼端が潰れます。
いくらクラスCのグライダーでも、フルスピードで翼端潰れたら嫌ですよね・・・。
これに関しては、輸入代理店のアエロタクトが公式動画で解説してくれているのですが、恥ずかしながら今までこのことには注視していませんでした。
もちろん、販売する際にはいろいろと調べますが、うちではこのグライダーまだ売ったことないので(言い訳)。
当スクールのメンバーは、ファンフライト志向の方が多いので、コンペ志向なBONANZA2はなかなか選択肢に入らないようです。
しかしながら、全国的に見れば結構売れているようなので、自分自身の備忘録も兼ねてご紹介させていただきます。
なぜ潰れるか?
いきなり文章で書いても分かり難いので、アエロタクト公式動画【Bonanza2 C steering 2】をご覧ください。
要するに、
Cライザー(リアライザー)から延びるラインはCラインのうちの内側2本だけなので、その部分だけ引き下げるような方法だと、翼の真ん中あたりの迎え角だけが大きくなり、翼端部分の迎え角は大きくならず、翼端だけが潰れる。
という事になります。
もちろん、アクセルバーを踏み込んで、迎え角が全体的に小さくなっている状態が前提での話です。
このグライダーの特徴でもある「C-ライザーコントロールに優れたスマートライザー」ですが、使い方にコツがあるようです。
もう一つの動画では、横からのアングルでCライザーコントロールの様子が見れるのでライザー全体の動きが分かりやすいです。
【Bonanza2 C Steering】
Cライザー(リアライザー)だけを持って後方に引っ張ってしまうと、Cライン内側2本だけが引かれている状態になっているのがよく分かります。
ちなみにGin Gliders公式動画【Bonanza 2 (EN C paraglider) — For XC Purists | Gin Gliders】でも使用方法が解説されてました。
ちなみに、英語のユーザーマニュアルを頑張って翻訳しても、詳細は書いてないです。(たぶん)
というか、もし書いてあっても私程度の英語力だと読み取れない程度の書き方ってことです。
まとめ
ということで、BONANZA2ユーザーの方やこれから購入予定の方は、覚えておきましょう!
Cライザーコントロール(Cステアリング)は、リアライザーの股部分に指をかけて、Bライザーも一緒に引き下げるように真下方向に。
ほんの少しの違いのように感じますが、実際には大きな違いになります。
Happy Landing!!
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