前の記事≫XC Trackを使ってみよう! ~②ウェイポイント準備~
Androidアプリ「XCTrack」の使い方を説明するシリーズの第3回は「タスク作成・ナビゲーション」。
タスクってなに?よくわかんない。っていう方は過去記事でお勉強しましょう!
≫大会に出れるように、タスクの内容をちょっと詳しく理解しよう!
タスクを入力しよう
入力するタスク
ウェイポイントは前回準備した白馬八方尾根フライトエリアのファイルを使用します。
現在エリアで使用している練習タスクを入力してみましょう。まずは大会での使用が目的ではないので、「普段のフライトで練習や遊び用にタスクを設定して飛んでみる」という想定で設定します。
【タスク内容】
レースの種類:エラップスタイム
SSSタイプ:ENTER
ゴール:シリンダー
スタート時刻:9:00
タスク終了時刻:17:00
D74(TO) → B17(SSS1000m) → B17 → B13 → D73 → B18 → A53 → D74 → B17 → D74 → A54(ESS1000m) → A54(GOAL)
中心間距離23km,、シリンダー半径:200m
上記内容のタスクを入力していきます。
タスク入力
ナビゲーション「タスク」を設定している状態でナビゲーション画面から「メニュー一覧」を表示させ、「ナビゲーション」をタップ。
すると、「タスク作成」画面に移動。下の画面になったら上記【タスク内容】を順番に入力していきましょう。
①レースの種類:エラップスタイム
②SSSタイプ:ENTER
③ゴール:シリンダー
④スタート時刻:9:00
⑤タスク終了時刻:17:00
全部入力すると次の画面のようになります。
続いて「ターンポイントを追加する」をタップして、ウェイポイントを入力していきます。
D74(TO) → B17(SSS1000m) → B17 → B13 → D73 → B18 → A53 → D74 → B17 → D74 → A54(ESS1000m) → A54(GOAL)
(シリンダー半径:200m)
↑この順番で入力していきます。「半径」(シリンダー半径)は、「SSS」と「ESS」は1000m、その他のウェイポイントは全て200mで入力していきます。
「ターンポイントを追加する」をタップすると、ポップアップでウェイポイント選択画面が表示されるので、まずはこのタスクで最初のウェイポイント「D74」を選択。
選択すると続いて、選択したウェイポイントの「半径」(シリンダー半径)設定画面になります。「SSS」「ESS」以外はすべて200mなので、ここでは200mに設定します。
「km」(1km以上)と「m」(990m以下)に分けて設定する仕様になっていますのでそれぞれ、「0km」「200m」と設定します。
シリンダー半径を設定すると下の画面のように「編成」にウェイポイントが「ターンポイント」として追加されます。
1つ目のターンポイントは自動的に「テイクオフ」として設定されます。
同じ手順で「ターンポイントを追加する」で使用するウェイポイントを追加していきます。
2つ目に入力する「B17」は「SSS1000m」なので「1km」「0m」と設定します。
するとこんな感じ。
2つ目のターンポイントは自動的に「SSS」に設定されます。(手動での変更も可能です)
この要領ですべてのウェイポイントを入力します。
最後から2つ目は「ESS」最後は「ゴール」に自動的に設定されます。(ESSは手動での変更可能です)
すべて入力すると下のような画面になり、タスク入力完了です!
もし、間違えて入力してしまって削除したい場合は該当するウェイポイントを選択(背景が水色になる)した状態で画面右側にある「ゴミ箱」アイコンをタップして削除しましょう。
「ゴミ箱」アイコンの上にある2つのアイコンは「選択したターンポイントを1つ上に移動」(上)、「選択したターンポイントを1つ下に移動」(下)する時に使用します。
「SSS」「ESS」を手動で変更したい場合は、「SSS」または「ESS」に設定したいターンポイントを選択すると、画面最下部に「SSSに指定する」「ESSに指定する」というボタンが表示されるのでそこから設定してください。
入力が完了したら「戻るボタン」で「タスク画面」を表示させます。
ただしく入力されているとしたのような内容になっています。
タスクの内容(使用ターンポイントとその順番)が正しいかどうかのチェックは最下部の「中心を通過」に表示されている距離が、入力したいタスクの中心間距離と同じになっているかどうかで最終確認します。
これでタスク作成完了です!!
「戻るボタン」をタップしてナビゲーション画面に戻れば自動的にナビゲーションが開始されます。
これであとはコックピット(フロントコンテナ)に設置してフライトすればタスクナビゲーションをしてくれるわけですが、GPS機器に不慣れな方がフライト中にナビゲーション内容(それぞれの表示され方など)を確認するのは危険です。
ということで、過去のフライトログを使って擬似的にナビゲーション画面を確認することができる方法があります。
難しくは無いのですが、頭がパンクするといけないので、方法の紹介は別記事で。
実際に擬似的にナビゲーションさせている画面のキャプチャーをご覧いただきナビゲーション内容をご確認ください。
今回入力したタスクのスタート前から最初のターンポイント「B17」を通過するあたりまでのナビゲーションの様子です。
【右上のコンパス】
進行方向は画面上、赤い大きな矢印は次のターンポイントの方向、丸枠の赤印が北を表しています。
【タスクマップ(地形図)】
動いている矢印が現在地&飛行方向(黒い直線)。青い線がタスクの最短経路。円が各ターンポイントのシリンダー。次に通過するべきシリンダーは濃い色で表示される。
その他のウィジェットに関してはその名の通りです。細かな設定まだいろいろとありますが、とりあえずはこの設定で問題はありません。
ナビゲーション時のそれぞれの表示を理解したら、早速実際のフライトで使用してみましょう!!
「XC Trackを使ってみよう」シリーズもいったんここで完結です!今後、細かな設定などに関して必要があればまた説明させていただきます。
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